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企業のAI活用状況について
8月18日、東京商工リサーチから興味深い調査結果がリリースされていました。「『生成AI』活用は企業の25%にとどまる 「業務効率化」が9割超、専門人材不足がネック」という記事です。企業といってもブルーカラーもホワイトカラーもありますし、零細企業から大企業まで様々です。ですので、どこまで参考になるか分かりませんが、世間の状況を知っておくという意味では読んでおいても良いと思います。
活用を推進している企業は25.2%
東京商工リサーチ調べによると生成AIの活用を“推進”している企業は25.2%とのことで、半数の50.9%(同3,388社)は、生成AIに対する方針を決めていないそうです。また、産業別では生成AIの活用を推進している割合が最も高かったのは、情報通信業の56.7%(444社中、252社)、最も低かったのは農・林・漁・鉱業の13.7%(51社中、7社)と、ある程度想像通りの結果となっています。
興味深かったのは、生成AIの活用を推進しない理由として、推進するための専門人材がいない、ということ、そもそもAIの良さ悪さを評価できる程ではないという回答が多かったことです。つまり、生成AIを使える人材、もしくはどこで機能させるかを判断させる人材がいないということです。比較的高齢者で形成されている企業体はそうかもしれませんが、年齢層だけで判断できる話でもないと思います。
産業別では、生成AIの活用を推進している割合が最も高かったのは、情報通信業の56.7%(444社中、252社)、最も低かったのは農・林・漁・鉱業の13.7%(51社中、7社)で、43.0ポイントの差が開いた。企業規模、産業ごとに生成AIの導入への姿勢に差が出た格好だ。
東京商工リサーチ(TSR)は、「生成AI」に関する企業向けアンケート調査を実施した。生成AIツールの活用推進の理由は、業務効率の向上が93.9%(1,670社中、1,569社)で9割を超えた。
生成AIの活用を推進しない理由は、「推進するための専門人材がいない」が55.1%(4,358社中、2,403社)で最も多かった。次いで、「活用する利点、欠点を評価できない」が43.8%(同1,912社)と続く。専門人材の不足や効果測定の難しさから、導入に足踏みしている企業も多い。
引用)東京商工リサーチ
結局、企業とはいえ、生成AIを活用する社内提案をする人やその良し悪しをジャッジできる人がいなければ、業界・立場問わず、企業単位で導入や推進をできる状況ではないのだと思います。
AIは使えるところで使うべき
私が思うのはAIを活用しないのが悪とか、活用しているから偉いとかはなく、無理にAIを使う必要も使わない必要もないかな、と。もちろん生成AIとその活用法、生成AIが持つハルシネーション(事実と異なる情報を生成してしまう現象)等を理解しておかないといけませんが、「ここはAIが使えると良いよね」と思うなら積極的に使うべきだと思います。
少なくとも私たちはSEOを生業としている以上、Google Search ConsoleやGoogle Analyticsを使っており、そうするとビッグデータの処理やマイニングが絶対的に必要なので、下手に人間がやるよりもAIが行った方が精度が高く抜け漏れもない感じです。実際にAIを活用した業務は数多くあります。近いうちにAIを活用した無料SEOツールもリリース予定ですので是非お楽しみにしてください。
いずれにしてもまだAIを使ったことがない、という人は是非まずは使ってみてください。まずはChatGPTでもGeminiでも、使いやすい方で良いと思います(私はGemini派ですが、弊社の半数以上はChatGPT派です)。
まぁ…SEOに携わっている人であれば、一応Geminiを使うようにしたおいた方が、AIからの概要やAI modeの癖を知るという意味でも良いと思います。